こんにちは。かれこれライター歴19年のhataです。「ライターなんて、文章を書いてばかりで大変そう」と思うかもしれません。はい!文章を書くのは大変です。実は私は過去に、書きすぎによって腱鞘炎と手根管症候群という手の疾患を患っています。そんなことがありつつも、辞められないライターの仕事の魅力をお伝えします。
【 ライターが実感 】ライターの仕事の楽しさ8選!
どんな仕事にもいい面と悪い面はありますよね。もちろんライターの仕事にも辛い面もあります。でも、楽しい面のほうが断然多いので、私は19年もライターを続けています。ライターの仕事のどんな部分が楽しいのか、私の経験から振り返り、まとめました。
取材でいろいろな人と知り合える
取材して原稿を書く取材ライターの場合、主な楽しさは取材でいろいろな人と出会えることです。もしライターをしていなければ知り合うことがなかったような分野の専門家や経営者などから、直接お話を聞くことができます。
さらに、記事を自分で企画し、会いたい人に取材ができるチャンスもあります。取材の質問内容も決められたら、知りたいことを質問できたら最高ですね。
私にとってもライターの仕事の1番の楽しみは、取材です。予想していなかったお話が聞けたり、思っていたのと全く違う方だったり。仕事や育児、人生についての学びもあり、取材時は毎回、ライターの仕事の楽しさを実感しています。
自分の考えを見ず知らずの多くの人に届けることができる
自分の意見を文章にして、見ず知らずの多くの方に届けられる、というのもライターの仕事の楽しさです。メッセージが届いたり、読者の反響が分かれば、さらに楽しいですね。私は、私の記事を見たという方にお会いしたことや、手紙を頂いたことがあります。
ライターをしていなければ縁がないことを体験できる
ライターをしていなければ決して経験できないことを、取材のために体験できるのもライターの仕事の醍醐味です。私の場合は、ミシュラン星付きレストランでの食事や5つ星ホテル滞在、養蜂体験や、ハイヤーでの観光、有名シェフの厨房に入るなどが印象に残っている体験です。
執筆する分野の情報に詳しくなる
取材ライターも取材なしで情報を集めて書くライターも、“調べて書く”行為をすることで、頭に残り、気が付けばその道のスペシャリストになっているということも。例えば自分の経験を元に育児についての記事を書いていたら、いつの間にか育児のスペシャリストになっていた!ということも。私も以前は食の分野について執筆することが多いので、雑誌やWebサイトでコメントを求められることがあります。
何かの分野に詳しくなると、身近な人たちに情報を共有できるので、コミュニケーションに広がりができるのも嬉しいですね。
日常の全てのことに好奇心が湧く
ライターだけではなく、SNSをしている人、ブロガーなどもそうだと思いますが、日常の全てがネタ探し。テレビやインターネットだけではなく、家族や友人との何気ない会話にも知らずにアンテナが立つようになります。好奇心こそが生きがいや若さの秘訣じゃないかなと思うので、アンチエイジングにもなるかもしれません。
影響力を持てる
私の場合、私自身というより執筆する媒体の力で記事を読んでいただけている面が大きいのですが、ライターによっては努力で影響力を持つことができます。インフルエンサーと似ているかもしれません。“この人の記事が好き”“この人の記事だから読む”と、読者に探してもらえるようなライターになれたら、すごいですね。
スキルの向上が実感できる
ライターの仕事は、スキルの向上が自分自身で実感しやすいという特徴があります。1000文字の記事を書くのに「最初は3時間かかっていたのに、10記事書く頃には、2時間で書けるようになった!」。編集者さんからの訂正がかなり多かったのが、褒められるようになったというのもあります。質の高い記事が短時間で書けるようになるのが、自分でも分かるのは嬉しいですよね。
評価が目に見える
編集者さんからの評価はもちろん、SEO記事が上位に表示されたり、PVなど読者の反響が目に見えるのも、ライターの仕事の楽しさでしょう。思うような評価が得られない間は少し辛いですが、努力しながら続けることで、評価はだんだんよくなるものです。焦らず続けていきましょう。
ライフステージに合わせて、自分で仕事を選択できる
ライターの仕事の楽しさは、書く分野を選べることです。
例えば20代の頃なら、OL向けのWebサイトで、執筆。コスメやファッション、キャリアなど得意な分野で書けると思います。30代で結婚して子どもが生まれたら、今度は育児雑誌やママ向けのサイトで執筆できます。
それ以外にも、趣味や興味を生かして執筆ができるので、その気になれば何もかもライターの仕事にすることができるんです。何の分野のライターでいくかは、自分で選択できるというのも大きなメリットだと感じます。
さらに、仕事の量も自分で調整できるのが最大のメリットだと思います。
ライターの仕事が楽しくなる工夫
ライターの仕事には楽しい面だけではなく、座りっぱなしの時間が長い、パソコンを使うから目が疲れる、タイピングのため手が痛くなるなど、難しい面もあります。それらのデメリットは、少し工夫するだけでぐっと軽減できます。
おすすめの方法を4つご紹介しますね。
好きな分野のライターになる
書くことが好きな人なら、ある程度どんな分野のことについてでも、記事を書いてお金をいただけるのは幸せなこと。
でも、自分があまり思い入れがないことについて書くのは、ベテランのライターでも簡単ではありません。ライターの仕事がもっと楽しくなるには、あなたが好きなことや書きたい分野について書くことです。たとえニッチな分野でも需要はあります。
仕事部屋を整える
執筆を行う仕事部屋を心地よく整えることは、とても重要です。
部屋が汚かったり、使いにくい机、パソコン、椅子だったりすると、仕事がはかどりません。私にも経験があるのですが、自分ではそのせいで仕事がはかどっていないことが分からないことが多いんです。たとえば、資料が山積みになった中でライティングしていると、いざ資料が必要になった時に、探すのに手間取りますね。椅子が身体に合っていないと腰や背中が痛くなったり、肩こりに悩まされます。暑すぎたり寒すぎたりすると、集中できず執筆に時間がかかり効率がよくないです。
まずは、仕事をする部屋を“書ける”部屋に整えましょう。
手帳や文房具は好きな物を使う
1人黙々とパソコンに向かって書いてばかりいると、どうしても利便性や効率ばかりを求めがち(私のことです)。全てに合理性を求めると、日常が味気ないものになってしまうと思いませんか?
早く的確な記事を書くことは必要ですが、ライターの仕事に必要な、クリエイティビティに遊び心は必須。
仕事に使う手帳やペン、ノートなどの文房具は、きれいなもの、かわいいもの、かっこいいものなどビジュアルにもこだわって、好きなものを使いましょう。仕事でよく使うものは、値段を重視せず、それを使うことでどんな仕事ができるかを意識した上で、好きなものを揃えることをお勧めします。
仲間を見つける
ライターは、孤独な仕事です。同じ媒体で執筆しているライターは、あなただけではなくても、他のライターと知り合う機会はあまりありません。でもライターも横の繋がりがあれば、必要な情報が入ってきやすくなり、いざという時に助けてもらえることもあるでしょう。
ライター専用のコミュニティなどに入って、知り合いを増やし、気の合う人と積極的にコミュニケーションをとっておくといいと思います。この時、気を付けたいのは、Win/Winの関係を気付くこと。相手から求めるばかりでは仲間としての関係はうまくいかないでしょう。
ライターの仕事の楽しさを知っていただけましたか?デメリットも少しの工夫で改善できます。やっぱりライターの仕事って楽しそう!やってみたい!と思っていただけたら嬉しいです。