インフルエンサーとPRの関係

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今日は、HUFF POSTで面白い記事を見つけました。「PRするからタダにして」にうんざり。ロンドンのケーキ屋、インフルエンサー拒む4つの理由

ロンドンの人気のケーキ店が、インフルエンサーお断りを宣言。SNSで紹介するからケーキを無料で提供してほしいとアプローチしてくるインフルエンサーが後を絶たないから、と。PRと関わりが深いインフルエンサーマーケティングについて、私の経験も踏まえてまとめてみました。

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インフルエンサーって何?!

インフルエンサーは、英語のinfluence(インフルエンス)を語源とし、人々の購買に影響を与える人という意味です。例えば芸能人はその多くがインフルエンサーと言えます。〇〇が使っている!となるとファンは買いますから。

ところがSNSが普及してから、インフルエンサーは芸能人、スポーツ選手などの有名人だけに留まらなくなりました。一般の人でもファンを持つことができるようになったのです。ブログやInstagram、Youtubeで多くのファンを持つ人々をインフルエンサーを呼びます。

インフルエンサーマーケティングとは

インフルエンサーマーケティングとは、ずばり、人気のインフルエンサーに商品を紹介してもらうことです。経済力のある企業は、絶対売りたい目玉商品を売るためにキャンペーンと称して広告を出します。その広告の1つとしてインフルエンサーマーケティングの手法も使われます。

インフルエンサーに商品を紹介されるということは、彼らのコミュニティに紹介されるということ。何万人、何十万人もの人々から成るコミュニティに紹介されれば、瞬く間に商品の情報は広がります。SNSを見れば、商品のターゲットと合うインフルエンサーが簡単に見つけられるのも大きなメリットです。

インフルエンサーでPR

PRの方法は2種類あるとメディアに頼るだけじゃない!2020年のPR」の記事でお伝えしました。

1つは、マスメディアに商品、サービス、企業や事業を取り上げてもらう方法。もう1つは、SNSを使って自ら発信し、ファンを作る方法。

そのどちらでもなく、どちらでもあるのが、インフルエンサーへのアプローチ。ブログ、Youtube、Instagramで人気の発信者にDMなどを送り、商品やサービスを紹介してほしいとお願いする方法です。

インフルエンサーへのアプローチは、私も飲食店のPRのアシスタントをしていた時に行ったことがあります。企業側としてはもちろん無料で紹介してほしいのですが、アメブロでも上位にいるブロガーさんたちは5万円くらいの報酬を提示されていました。

そこで、フォロワー数が1万人に満たないミニインフルエンサーさんたちにアプローチをしてみたところ、割とすんなりOKしてくれた方が多かったです。ただ、このブログの冒頭のロンドンのケーキ店のように、商品の無料提供はもちろん求められました。なかには自宅に送ってほしいと言われた方や、友達のインフルエンサーも一緒に行っていいかと聞かれたこともあります。

ライターの私からすれば、せめてもう少し愛を込めてほしい…と思うくらいあっさりとした紹介の文や画像、映像で、なんだかとても稼がれているらしく、衝撃的でした。コミュニティを持っているというのは今、非常に大きな力なのです。

インフルエンサーとPRの今後

広告だと消費者に気付かれないように商品やサービスを広めるステマ(ステルスマーケティング)が問題視されていることもあり、今後のインフルエンサーマーケティングは不透明です。

ただ、コミュニティが持つ力は依然としてとても大きいし、双方にとって良い方向に利用することは、今後も大いに期待できると思います。今ならブログ、Youtube、Instagramですが、今後影響力の強い他のSNSが出てくるかもしれません。PRの仕事は、インフルエンサーマーケティングに関わらず、時代の流れに乗れる方法を取り入れることも大切です。