紙の媒体でもインターネットの記事にしても、活字離れは最大の問題です。とはいえとにかく読んでもらわなければ広告は始まりません。
このサイトでは、読んでもらいやすいレイアウト、文字数、人を惹きつけるキャッチコピーなどをまとめてお伝えしていますが、今回は文字についてです。文字1つ1つの並びが文章。ということは、より多くの人に読んでもらえるチラシ、セールスレター、サイトの記事を書くためには、1文字1文字から魅せ方を考慮する必要があります。
フォントとは
フォントとは、文字の形のことです。例えば、明朝体、ゴシックなどワードのソフトを開けば何十ものフォントが出てきます。フォントと似た意味の言葉に書体があります。書体は、ある1つのデザインで作られた文字の集まりのこと。フォントが単一の文字を指すのに対して、書体は複数の文字の固まりを指します。
ターゲットに合うフォントを使う
フォントはチラシやセールスレター、もしくはサイトのコンテンツを書くあなたの好みで決めないでください。あなたの商品やサービスの見込み客、つまりターゲットが好む、共感するフォントを使いましょう。
例えば明朝体は固いイメージなので、若い人には共感されません。
柔らかな印象のゴシックのほうが、女性や若者には好まれるでしょう。また、ゴシック体と一口に言っても、メイリオ、游ゴシック、MS Pゴシックなど様々な種類があり微妙に異なります。
あなたのターゲットに合うフォントを知るには、ターゲットのイメージに近い人物数人に(多いほどいい)に好みのフォントを聞いてみましょう。
チラシ、セールスレター、サイトの記事で印象付けたい部分
記事やチラシを書く際に、読み手に印象付けたい部分は、太字にしたり赤字など色を変えることをおすすめします。
その際特に注意したいのは、正しい部分を太字やカラー文字にするということ。当たり前のことかもしれませんが、意外としがちな失敗です。
小学校の国語の授業で「大事なところに線を引きましょう」という問題があったと思います。間違えたことがありませんか?あなたにとって「ここがポイント」と思う点は、実は読み手にとっては重要でない場合があるのです。
理想は太字やカラーの文字を追っていけば、記事の要点が掴めるという使い方です。
間違った部分を太字にしてしまうと、3つの問題が起こります。
1つは、記事が読まれなくなる。(読み手にとって不必要なことが書かれてあると思われ、興味をそがれます)
2つ目は、記事の内容が理解されない。(なんとなく分かりにくく、読み手の心を掴みません)
3つ目は、信頼を失う。(書き手として失敗してしまっていたら、あなたが売りたい商品やサービスが売れなくなってしまいます)
文字が集まって文章に、文章が集まって記事になるのですから、文字の印象は大切です。ターゲットに共感される文字の装飾を心がけましょう。