チラシやセールスレターを作成する際に、これをしてはいけないというポイントがあります。(セールスレターとはチラシの前提となるもので、ダイレクトメールの一種。商品やサービスのPRだけでなく、見込み客がアクションを起こす仕組みを詰め込んだ文書。)せっかく手間暇かけて一生懸命作った文書なのに、これをしてしまったら最後。集客に繋がりません。意外としてしまいがちなことについてまとめてみました。
ターゲット目線になっていない
一番避けたいのは、見込み客の立場になっていない書き方のチラシやセールスレターを作ること。例えば
当社は創立以来、品質を重視した○○を生産、販売致しております。この度は当社の製品ならではの高品質な○○を特別価格で提供させていただきたく、お知らせ申し上げます。
など。
ではなく、「○○でお困りではありませんか?」「~~になるためには」など、自社商品や会社についてではなく、最初はお客様の悩みを解決、または要望を叶えるには、どうすればいいかという提案から入ります。
この商品はこうです、この会社はこうです、と一方的なコミュニケーションではなく、共感を生む書き方が必要です。
キャッチコピーが具体的じゃない
なんとなくお洒落だけど、意味が不明。曖昧なキャッチコピーでは、見込み客は動かないどころかチラシやセールスレターを読んでくれません。「え?これ何?どいういう意味?」と不思議に思い興味が湧く…という人の心理もありますが、広告業界の調べでは、反響の大きかったセールスレターは、この心理を使っていません。
チラシやセールスレターでは、「これは私に向けて書かれている!」と率直に思わせることが大事です。きれいなフレーズではなく、伝わるフレーズで!無理に短くする必要はありません。
長すぎるセールスレター
短すぎるセールスレターは、チラシと同じになってしまい、セールスレターならではの伝えたいことが伝わりません。セールスレターはA4用紙2枚くらいにはなるものですが、それ以上は多すぎます。ぎっしり長文を連ねても読まれません。重要なのは、キャッチコピー(ヘッドライン)とそこに続くリードです。ここに力を入れて書きましょう。
封を開けてもらう、読んでもらう工夫がない
A4の紙1枚のチラシをポスティングした場合、他のチラシに紛れて読まれる前にゴミ箱行きになる確率は高いです。そこで、デザインで惹きつける、キャッチコピー(ヘッドライン)でターゲットに興味を持たせることが必要です。
他のチラシと差をつけて読まれる確率を上げるために、封書にするのも1つの方法です。封筒には、差出人の名前は書きません。○○町にお住まいの方へ。〇〇中学のお子さんがいらっしゃる方へ。など、見込み客に「あ、私のことだ」を思わせて封を開けてもらいます。または、ちょっとかさばる小さなグッズを入れて封を開けてもらうとう方法もあります。
上手くいったチラシやセールスレターを変える
何度も同じものを送ったら飽きられる…。と思っていませんか?
ついつい毎回チラシやセールスレターを変えてしまいがちですが、上手く集客できたチラシやニュースレターはそのまま使いまわしましょう。“ご来店の方に〇〇をプレゼント”“〇月〇日まで20%オフ”などのオファー(見込み客に提供したもの)も変えません。過去に上手くいったということは、あなたのお客様が求めているオファーです。反響のあったものは何度でもリピートして使いましょう。
逆に上手くいかなかったものは、使わないでください。異なる部分を変更したものを何パターンか作り、ポスティングして実験しうまくいかなかった理由を探れば、失敗を活かせます。