雑談が上手い人は人もお金も引き寄せる 森優子 まとめ

聞く 集客できる社長の本棚

求人広告会社の営業と銀座のホステスのダブルワークをされていた方の本です。ところどころホステスさんとおじさまのやりとりっぽい例が出てきますが、すぐに使えそうなコミュニケーション技術が満載です。最初のほうは、「こんなの当たり前」と思って読んでいましたが、後に行くにつれだんだんコミュニケーションスキルも上級者向けに。著者の森優子さんは、コミュニケーション・アドバイザーと名乗っておられます。さすがのテクニックです。

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雑談が上手い人とは、コミュニケーションが上手い人

本書では「雑談が上手い人は…」として、たくさんの例が述べられています。この「雑談が上手い人」というのは、コミュニケーションが上手な人のこと。著者の森優子さんがお仕事柄出会ってきたたくさんの人から学んだことがまとめられています。まず、雑談が上手い人とは、相手の話を全部聞いて受け止める、物事を客観的に見る、オープンマインドで相手の意見を否定しない、とあります。私も読んだら納得することばかり書かれているのですが、自分をふり返ってみるとできていないことばかりです。あなたはどうでしょうか?

雑談が上手い人の初対面

コミュニケーションにおいて、最も大事なのは初対面です。初対面で悪い印象を与えてしまうと後で挽回するのは一苦労。

そこで初対面で一番見られている点というと、服装やマナーはもちろんですが、挨拶です。挨拶がきちんとできない人は、雑談なんてできるわけがありませんね。挨拶は、言われたら返せばいいというのではなくて、自分から、笑顔で、を心がけること。そして「おはようございます」などの後に「いいお天気ですね」など、フランクに一言添えること、とあります。

そして、ある人ともう少し話したいときには、「今、話しても大丈夫ですか?」と話す前に相手の状況を聞くこと。これは、電話でもですね。

挨拶後の自己紹介も、自分から。相手の目を見て。というのがポイント。

そして、名乗るときに握手を求めるのだそうです。これは、意外でした。日本人同士ではなかなかしない、もしくはしても最後の挨拶のときにするものだと思っていました。が、最初にするとインパクトを与えることができるのだそうです。

雑談の上手な人は常にアンテナを張っている!

雑談上手になるために、雑談のネタはどこから持ってくればいいのでしょうか。

雑談の上手な人は、身近なことに興味津々で、世の中のことに好奇心旺盛日常に楽しみを見つけて、それを人と共有するというスタンスです。

確かにさらっといろんなことを知っていれば、雑談のネタに困ることはありません。

具体的には、直前に起こった出来事を話題にすること。過去の出来事を話題にすること。

過去の出来事で共感を得るには、「もしかしたら」を有効に使いましょう。「〇〇さんは、もしかしたら〇〇県のご出身ですか?」「〇〇さんは、もしかしたら、スポーツをしていらっしゃいますか?」雑談に繋がりそうですね。

宗教、政治、下ネタはしない。銀座では、宗教、政治の話題は、お酒が入って熱くなりトラブル発生の原因になることがあるからと避けるように言われるのだそうです。

話題の変え方や雑談の終わらせ方

雑談が長い…もしくは、この話題は避けたいという時、どうしますか?

ぶちっと切って「その話は置いておいて」「ところで」なんて、新しい話題を持ち出すのは、失礼ですよね。でもダラダラと一人の人が雑談を続けている状況でなんとかしたいことってありませんか?私はよくあります。明らかに、相手の雑談の都合のいい聞き役になってしまっていることが!

では、相手が不快にならないように雑談を終わらせる方法について、私も参考にしたいと思った箇所は、

・「そういえば、〇〇の話で思い出したのですが~」「そういえば、今の話を聞いていて思っていたのですが~」など、雑談の内容を「ずらす」。

・他人を話題にして雑談内容を変える。「話が変わってごめんなさい、あそこの席のあの人…」「ちょっと話を中断してごめんなさい、あのウェイターさん、さっき…」など。

・ことわざや四字熟語、ジョークで締める。

・スマホを利用して強制終了。

上手な雑談の仕方

普段何気なくしている雑談。どんな雑談が相手に好まれるかなんて、考えたことないという人が多いのではないでしょうか?でも雑談上手はコミュニケーション上手。雑談が上手な人は人に好かれるのです。

・明るさのなかに落ち着きを。

・伝えたいことを最初に言う。

伝えたいことは、最初の段階で短く言い切ることが大事。「嬉しい!お会いできて」「よかった!お元気そうで」など。

・話はシンプルに短く。

私の悪い癖です。「~で」「~っていて」と、一文が長く、ダラダラ続くのは、ダメです。

・ゆっくり話、間も入れる

・時々失敗談も入れる。

・物事をいいように捉えてポジティブに話す。

・反論しない。

嬉しい、楽しいなどポジティブな感情は、素直に伝え、マイナスの感情は抑えることが大事です。と、読んだらそうそう、と思うのですが、ついついマイナスの感情を出して怒ってしまったりすることがあります。特に身内には。

また会いたいと思われる人になるために

雑談が上手な人=好かれる人。また、会いたいと思われる人になるために、人として魅力的でなければなりません。例えばどんな人に人は魅力を感じるのでしょうか?

・ギャップがある人

予想外のリアクションをしたり、「まさかこの人がこんなことを言うなんて」という発言。

・顔の表情を豊かに。

これは、分かります。顔の表情が豊かな人とは安心して話せます。

・感嘆詞をふんだんに使ったり、声のトーンを変えて盛り上げる。

・心にもないことは言わない。

嘘をついて褒めるより、「会えてうれしい」など、感情を伝えるということです。

・「芸能人で誰かに似ているって言われませんか」は、言わない。

しらけます。アニメやキャラクターは〇。

・相手を喜ばせる話し方をする。

例えば、何かしてもらったとき、「ありがとうございます。生まれてはじめて~」「さすが」と褒める。

・小さな秘密を打ち明ける。

「〇〇さんだから思い切って打ち明けます。~」

・殺し文句。

「○○さんが、いてくれてよかった」「○○さんに出会えてよかった」

一気に全部は無理かもしれません。1つ1つ試して身に付け、雑談上手、コミュニケーション上手を目指しましょう。

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