PRを担当するなら知っておきたいブログ運用のあれこれ。この本は、月に100万回以上読まれる人気ブログ「ヨッセンス」を運営するヨスさんが、インターネット集客などについて多くの著書がある染谷昌利さんの監修で出版。人気ブログの作り方が分かります。
PRのためのブログ! ブログでファンを増やす
ブログを通してファンになってもらうためには、まず覚えてもらうことが大事です。
ブログを運営している者としては耳が痛い部分もありますが、覚えられないブログの特徴3選は、
1.ほかのブログと対象が同じ
2.ほかのブログと似たような内容
3.フリー画像
読まれるブログになるには、個性、あなたらしさを出すこと。だからブログのテーマは好きなこと、得意なことにしましょう、と言われますね。
書き方のテクニック面でのポイントは、広告と同じです。
一番重要なのはブログのタイトル。
〇〇の日記、独り言、つぶやきなど面白くなさそうなタイトルはだめだよ、とあります。確かに誰か知らない人の日記やつぶやきより、面白そう、役立ちそう、と思うブログが読まれます。
そして、書いている自分を覚えてほしいのか、ブログ自体を覚えてほしいのかを考えて、タイトルをつけること。自分を覚えてほしいなら、そう!名前を入れます。ブログを覚えてほしいなら、何について書いているのか分かるタイトル。なかなか難しいですよね。タイトルは一番大事なだけに悩む箇所です。
ブログの書き方は広告と似ている?!
ブログで一番大事なのは、タイトルとお伝えしました。これは広告やLP、雑誌や新聞の記事も同じ。
さらにリードが大事というのも同様です。リードで本文に引き込まなければならないからです。面白かったのは、だめなリードについての著述。私も過去にライブドア、アメブロなどにブログを書いていましたが、「あー、これ思いっきりやってたわ…」と思うリードの例が満載。因みにリードとは、冒頭文のことです。
1.本文と関係ないリード
ワインについてなのに、昨日見たテレビ番組の話など。
2.今しか通用しないネタ
コロナが~、ついつい書いてしまいます。(早く通用しなくなってほしいです)
3.更新が滞っている言い訳
これは最もやりがちでした。長らく更新できず、すみません…で、何度始めたことか。
4.季節感溢れる文
これもこれも。寒くなってきましたね、など。
5.突然ですが
文章や繋がりを考えるのが面倒くさい時に書いてしまいがち。読み手にもその心境がなんとなく伝わるんですね。
最強のSEOとは
SEOとはインターネットで検索された時に上位にくるための施策のこと。Googleの検索ワードで出てくるものを見出しに入れる、など様々な方法があります。大分定着してきているので、SEOについては様々な情報が溢れています。
ヨスさんも、タイトルにキーワードを入れる、記事の構想を考えて、タイトル(見出し)サブタイトル(小見出し)のように分かりやすい見出しを作ることなどをおすすめしています。
私が最も驚いたのは、今までに執筆した自分の記事をまとめた「まとめ記事」を書くというくだり。これまで書いた記事にうまくリンクを流す仕組みです。ブログでもするんですね。
これらのことは、私の場合SEOを意識した記事執筆のお仕事では行っていましたが、自分のブログでは正直ここまで考えて書いていませんでした。
読まれるブログは、読み手第一で書かれている
この本を読んで感じたのは、ヨスさんは、読み手のことをとことん考えてブログを書かれている、ということです。
リンクの貼り方や、読みやすい記事にするための工夫、古い情報を訂正する、単調な文にならないためにすること、分かりにくくなる不要な情報や表現がないか確認、などなど。ブログもここまで詳細を考えて書かれているなんて驚きました。書き手としての心構えが素晴らしいです。読みたい内容が読みやすく書かれていれば、ちょくちょく訪れますよね。
SNSでファンを増やしたい、と思うPR、広報の方、是非一度読んでみてください。