売れるセールスレター、チラシの見本

広告 広告の書き方

セールスコピーライティングの練習の1つに、写経があげられます。よくできているセールスレターを書き写し、学ぶというもの。これをすると自然にいくつかのセールスレターの型が分かってきます。

私は普段からチラシや広告はじっくり見るようにしています。時に、「あー、ここをもっとこうすればいいのに」と思ったり、「うまい!」と思ったりします。

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40代女性の心を掴むヘッドライン(キャッチコピー、見出し)①

最近気になったのはサントリーさんの美容ドリンク「リフタージュ」。初めて見たチラシのヘッドラインは

劇的、上がる。

新リフタージュ誕生!

私はずばりこの商品のターゲットなのですが、このヘッドラインを読んでもイマイチピンと来なくて、商品を欲しいと思えませんでした。後に続く内容はなんとなく想像できるものの何が「上がる」のか分からない!しかも「上がる」なんて表現があからさま。「劇的」という言葉もなんか胡散臭い…。と思いました。

ところが暫くたって見ると、ヘッドラインが変わっていました。

リフタージュを飲んで、ググッ!

10日以内に

あなたはきっと

「気付かれる」。

「わっ、ヘッドラインが良くなってる」。

違う方が書かれたのか、最初のものよりずっといいです。

何がいいのかというと、ターゲットが本当に望むことが書かれているからです。そうです、深層心理で望むものは、「家族や友人、周囲の人に変わった自分を気付かれる」ということ。多分、ターゲット自身も分かっていない心の奥の要望だと思います。せっかく肌に張りがでるなら、自分1人で喜んでいるよりも周りに気付かれて「最近肌、きれいだね」って言われたいものです。

ヘッドラインのポイントは、ここ。ターゲット自身も気づいていない心理を突いた望みを書くこと。見込み客の深層的欲求を知る方法は、「広告の本文では、リードが大事!」という記事でまとめています。

40代女性の心を掴むヘッドライン(キャッチコピー、見出し)②

もう1つ、広告を見て思わず「欲しいかも!」と思った商品があります。

モイスチャークリームなのですが、広告は地域のフリーペーパーの1ページで、それなりの広告料を払われたものです。気になるヘッドライン(キャッチコピー、見出し)は、

腹話術の人形みたいな

口横のくっきりラインが…!?

こんな凄いの、なかなか売ってない!国産「南部どり」原料100%の濃厚コラーゲンクリーム

ヘッドラインのすぐ下に、困った顔をした女性と腹話術の人形のイラストがあります。確かに、くっきりしたほうれい線を見て「腹話術の人形みたい」と思ったことがあるので、読んだ私は、「あ、私に書かれた広告だ」と思ってしまうのです。読み手に自分に書かれていると思わせることは、重要なポイントです。

さらにその下のリードで、国産「南部どり」100%使用とし、希少価値を打ち出しています。

そしてこの広告最大の美点は、下の方に大きく載っている「お客様の声」。70歳には見えない艶やかな方の大きな写真と実名付きです。

リード下の本文は、しっかり文字で埋められていてやはり読みにくいとは思います。でも上手に小見出しを使うことで、ヘッドライン→リードまで読んだら、勢いで本文も読めてしまいます。

が、やはり本文を越えて「お客様の声」を読みに行ってしまいました。「お客様の声」の内容も凄くいいです。ストーリーを語っています。何歳からどのように使い始めて肌がどう変わっていったかと。

集客できる広告には「お客様の声 」は必須ですが、何でも載せればいいわけではありません。

例えば

「とってもおいしくて、ほっぺが落ちるかと思いました!」

など抽象的なものはあまり効果が表れません。

「外側がサクサクしていて中がフワフワに柔らかい、中までしっかり味が染み込んでいてこんなおいしい〇〇は初めて食べました」

と書いてあると、どうおいしいのか読んだ人に伝わりやすいです。「お客様の声」は、より具体的に書いてくださったものを採用しましょう。

今日は、最近私が気になった2つの広告を例にあげてみました。あなたも広告を書く前に競合の広告やランディングページなどを読んで、良い点、悪い点を見つけて参考にしてみてください。

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