知っているようで知らない文章を書く基本は、チラシやセールスレター、ダイレクトメールだけでなく、メールでのやり取りなどにも必須です。ついうっかりミスをしてしまうと幼い印象を与え信頼を失ってしまう場合もあります。ミスを防ぐには、書いた文章は必ず確認すること。これにつきます。では、気を付けたい部分を述べていきます。
文末の語尾は揃える
文章の文末の形式を揃えなければ、書いている人の人格もごちゃまぜでぐちゃぐちゃに感じられてしまいます。
「です」「ます」か、「である」調のどちらかが主流です。「である」調は、少し固めのコラムやエッセイ、または要約文などに使われます。「です」「ます」調に揃えるのが無難でしょう。
文末の語尾は同じものばかり続けない
では、「です」「ます」調で書こうと決めたとします。このような文章はどうでしょうか?
明日私はスーパーへ行きます。
スーパーへは車で行きます。
そこで野菜と肉を買います。
肉と野菜でカレーを作ります。
上の文章は極端な例ではありますが、文末が「ます」の連続です。これでは小学生のやる気のない作文のようですね。「です」「ます」を上手に組み入れるだけでなく、名詞の体言止めや、疑問形、「ましょう」なども入れて、「ます」「ます」や「です」「です」が続かないように気を付けましょう。
同じ接続詞を繰り返さない
〇×◇◇〇〇…。また、◇▽▽×。そして〇〇〇◇。また、▽▽▽…。
のように、「また、」を繰り返し使用するなど接続語にも注意しましょう。同じ接続語を使用すると文章がくどく感じられ、せっかくいい内容を書いていても素人っぽく感じられてしまいます。同じ接続詞を使ってしまうのは、話すときと同じように癖なので、書いた後にしっかりと見直しをしないと自分では気づきにくいです。
改行や行間にも気を配る
時々、ずらーっと横いっぱいに文字を並べたメールが送られてきます。メールを書くことがとても面倒くさく、適当に書いてぱっと送信されたようであまりいい気分はしません。
区切りのいいところで改行したり、話題が変わる点で行間を空けるなど、読み手が読みやすいように、という思いやりに欠けているからです。きちんと読んでほしいなら、ましてや集客したいなら、読み手の立場に立ってできるだけ読みやすく書くことが必要です。